東京都行政書士会のご案内

会長挨拶

東京都行政書士会
会長 宮本 重則

行政書士 新時代再起動に向けて

この度、令和3年度定時総会におきまして、東京都行政書士会会長に選任されました宮本重則です。

会長選挙では、代議員の皆様をはじめ、会員の皆様には多大なるご支援を賜りまして、心より厚く御礼申し上げます。

さて、私は、平成15年に行政書士試験に合格し、同年3月に登録・入会して、今年で18年になります。

開業後は、各種許認可申請業務、市民法務業務、知的財産・経営会計業務など幅広く行ってまいりました。私は、この行政書士業務に誇りとやりがいを感じ、業務を愛しています。本当に行政書士になってよかった、行政書士の皆様と知り合うことができてよかったと強く感じております。

会務では、皆様のご協力のもと、文京支部、本会、東京行政書士政治連盟等で役員を務めてまいりました。特にこの6年間は、総務部長、総務部担当副会長として、東京都全部署における非行政書士排除プレート設置、事件簿の枚数欄削除、コロナ禍における各種協力金等の専門家への登用、日行連と連携して、GoToトラベル地域共通クーポン取扱店舗登録申請における行政書士代理申請記名欄の設置等、職域の確保拡大・非行政書士排除を通じて、会員の皆様がより一層円滑に業務を行うことができる環境づくりに尽力してまいりました。これらが実現できたのも、皆様の本会に対するご協力、ご熱意の賜物です。大変お世 話になり本当にありがとうございました。

今後は、常住前会長が6年間築いた本会の活動をさらに発展させ、会員の皆様と一緒になって、活動理念「かかりつけ行政書士」を都内標準にしよう!のもと、下記の5つの政策を通じて、地域の市民・事業者の方々から、継続的に相談される、さらに、継続的に業務を依頼されて報酬を得ることができる、地域に必要不可欠な国家資格者としての位置づけを確固たるものにしてまいります。

1 行政書士の職域を拡大する行政書士会へ

官公署・他士業者・金融機関・町会・自治会・海外の士業者等との連携を行い、引き続き行政書士業務のPR活動を行います。そして、上記連携先において行政書士の存在を案内していただくシステムづくりを行うこと等を通じて、職域の確保・拡大を行います。

2 行政書士業務を守り抜く行政書士会へ

市民や事業者、そして行政書士業務を非行政書士から守り抜くため、東京都全部署に設置された非行政書士排除プレートについて、警察署、保健所など他の官公署への設置も目指します。さらに、各種官公署に提出する書類について、他の法律において制限されているものを除き、行政書士代理申請記名欄の設置を目指します。

3 デジタル化への対応をしっかりと行う行政書士会へ

高度情報通信推進委員会(ICT委員会)を、デジタル推進部として発足させ、常設の主要な部門といたします。今後とも日行連と連携し、オンライン申請等における行政書士代理申請記名欄の設置、行政書士専用電子証明書利用拡充への働きかけを行い、「電子申請は行政書士に依頼しよう」運動をすすめてまいります。

4 災害に強い行政書士会へ

共済規程の各種災害時の会員の皆様への給付等について、創設および拡充を検討いたします。また、官公署との災害防止協 定につきましても33支部、日行連とも連携して積極的に推進し、災害時の罹災証明の発行手続きや各種官公署の手続きのた めに、会員の皆様にご協力いただくシステムづくりを引き続きすすめてまいります。

5 行政書士法改正に対応し、市民・事業者・会員が幸せになる行政書士会へ

一昨年の12月に行政書士法が改正され、法律の目的に「国民の権利利益の実現に資すること」が明記され本年6月より施行されます。私は、許認可申請をはじめとした行政書士業務は、まさしく国民の権利利益を実現することだと考えています。これらの法令改正に対応するため、日行連とも連携して、国民の権利利益の実現に向けて、本会の組織改革を行い、行政書士業務のより一層の職域拡大に向けた準備を行います。そして、市民・事業者、本会会員のだれもが不幸ゼロ、幸せになるための行政書士会を創ります。なりたい職業No.1「行政書士」にむけて本会から全国へ、各種政策を通じて発信いたします。

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